2012年9月4日火曜日

Macアプリ『Dash』で開発効率アップ!

ここのところ、じっくりものづくりする時間が取れないので、開発環境づくりやお勉強に励んでいます。 というわけで、開発効率アップに役立つMacアプリを紹介します。


Dash (Docs & Snippets) App
カテゴリ: 開発ツール
価格: 無料



スニペット管理・入力補助と、APIリファレンス等の開発ドキュメント閲覧機能が備わった開発支援アプリです。 おなじ会社が『DashExpander』ってのも出してますが、違いはドキュメント閲覧機能の有無みたいですね。
開発で利用するなら『Dash』の方を選択すべきでしょう。

さて、基本的な使い方は他のサイトにゆずるとして
このアプリが、開発にどう役立つかを紹介します。



スニペット機能

言わずと知れたコード入力補助機能です。
キーワードを入力すると、それに対応するコードがペロっと自動で入力されるあれですね。
普通に使えます。
Xcode標準のスニペット機能と同等の機能は当然もってます。

じゃあなんでわざわざ別アプリを使うのかというと、、、

スニペットライブラリがDropboxで共有できる
登録したスニペットがお手軽に複数端末で共有できます。
仕事用と個人用など複数端末で開発している人にぴったり。
他にも、開発チーム内で同じライブラリを共有して使ったりとかできますね。


Xcode以外でも使える
HTMLやJavascript、RubyやPHP、はたまたメールやチャット用の定型文など
Xcode以外でも使えるのでスニペットの一元管理ができます。
これも結構ありがたい。

開発するときに同じコードを何度も書いてませんか?
決まり文句的なコードって結構ありますよね。そういうやつを片っ端からバンバン登録して楽しましょう。

iOS関連で行くと、UIKitのDelegateメソッドのスケルトンなんかを登録しとくと、「UIWebViewDelegateのメソッドってなんじゃったっけ?」とかいうときにズバッと補完してくれます。


すると・・・


と、こんな感じです。


さらに、スニペットにはプレースホルダーやカーソル位置指定など、入力時に便利な機能も備わっているので活用しましょう。



ドキュメントの閲覧機能

基本的にはXcodeのオーガナイザでドキュメント見るのと同じです。
iOS Reference Libraryがオーガナイザと同じ感じで検索して見れるんですが
Dashのいいところは、

検索が速い!
オーガナイザはダウンロードしたドキュメントの量に比例して検索が重くなります。
不要なドキュメントを整理すれば改善できますが・・・。
整理のしかた→Xcodeにダウンロードされたドキュメントの消し方

これに対し、Dashは整理せずとも高速に検索してくれるし、不要なドキュメントを検索対象から外したければ、Preferencesで不要なドキュメントのチェックを外すだけ。
簡単です。


項目が見やすい!
左下にセクション分けされてプロパティやメソッドのリンクが表示されるので、すごく見やすい。


iOSリファレンスだけじゃない!
Android、Java、Ruby、PHP、HTML、CSS、Javascript、jQuery、・・・
初めて聞くものまで様々な言語やフレームワークのドキュメントをダウンロードして閲覧できます。
これもドキュメントの一元管理ができていいですね。
もうあちこち探して見る必要はありません。


しかも、いろんなドキュメントをダウンロードしても検索しやすいように、検索語の前に"iphoneos:"などのキーワードを指定することで、どのドキュメント内を検索するか指定することができます。
よく考えられてます。

Dashは無料でMac App Storeからダウンロードして利用できますが、In App Purchaseによる課金を促すポップアップがちょくちょく出てきます。
これが地味にウザいw
2012/9/4現在、50%割引で850円となっていますのでウザいと思う方は今のうちに購入しとくといいんじゃないでしょうか。 850円の価値は十分あるかと思います。

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